2016年9月7日に見た夢

 

 

 娘の誕生パーティでみんなで声を上げて笑った夜、夢に男の子が出てきた。

 

 10歳くらいだろうか。最初に合ったとき、アノラックの下に着た濃紺のスウェットに貼られたニルヴァーナのスマイルマークのワッペンが気になった。でも、僕は何も聞かなかった。

 

 その日から、一緒にサッカーボールを蹴ったり、川辺で水切りの勝負をしたり、四つ葉のクローバーを探したりして何度か遊んだ。

 

 あるとき、その少年が突然、僕の前から消えた。いつもの待ち合わせ場所の公園に来ることは二度となく、夢のなかで僕は泣き続けている。周りに「息子がいなくなった」と告げて涙を流し続けている。ポップスを歌うような笑い声は今でも忘れられない。

 

 目が覚めて僕は考える。そうか、二人の間にいた、生まれてこなかったあの子は男の子だったのだ。

 

 お姉ちゃんの誕生日をお祝いにきてくれたのか、あるいは僕もみんなと笑い合いたかったと現れたのか。目覚めてからずっと、心がざわついている。

 

 

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